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財団法人千秋文庫 趣旨及び沿革
趣旨及び沿革
佐竹義春候
創立者 小林昌治氏

 千秋文庫は旧秋田藩主の佐竹家に伝わる数多くの貴重な文化史資料を一堂に集めた博物館です。

 創立者の小林昌治氏(故人)は、佐竹家34代当主、佐竹義春侯爵の厚い信任を得て、同家の家令職を勤めました。
 太平洋戦争の戦火が広がる昭和17年2月、義春候は所蔵の大部分の資料を小林氏に譲渡し、後世に伝える文化財として永久保存するように懇請されました。

 膨大な資料の散逸、紛失を防ぐための小林氏の苦労はそこから始まります。
 戦時中は、空襲から難を逃れるために、資料を地方に疎開させたりもしました。 衣食にすら事欠く戦後の廃墟の中で、資料の保管場所を確保し、それを守り通すことも容易ではありませんでした。
 小林氏の夢は、安全な保管庫と公開陳列場造りでした。
 その夢がかなうまでに、実に40年もの歳月を要しました。
 私財を投じ、堅固な耐震耐火構造の千秋文庫を完成したのが昭和56年9月です。
 「ようやく義春候との約束が果たせた」と小林氏は感無量の面持ちでした。
  小林氏が他界したのは、その1年後のことです。

 千秋文庫はその遺志に沿い財団法人組織で運営され、東京都登録博物館の認可も受け、中世から近世にかけての武家の興亡の歴史を垣間見る資料を保管・展示しております。
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